2011年4月25日月曜日

新生銀10年3月期の当期損失1401億円、八城社長兼会長は退任へ

 [東京 10日 ロイター] 新生銀行<8303.T>は10日、2010年3月期業績予想を下方修正し、連結当期損益が従来予想の100億円の黒字から1401億円の赤字になると発表した。
 09年3月期に続き2期連続の赤字になり、金融庁から業務改善命令を受けることになる。関係筋によると、八城政基社長兼会長は退任し、次期社長に旧第一勧業銀行出身で現いすゞ自動車<7202.T>取締役の当麻茂樹氏を迎える方向で調整している。
 消費者金融子会社のアプラスフィナンシャル<8589.OS>やシンキ<8568.T>で、過払い利息返還に対する引き当てを積み増すほか、国内不動産投資などのノンリコースファイナンスで評価損?減損や引当金を計上する。新生銀の不動産ノンリコースローン残高は約9000億円ある。
 普通株の年間配当も従来の1株1円から無配に修正する。
 アプラスの10年3月期連結当期損益も従来予想の70億円の黒字から77億円の赤字に修正。利息返還損失引当金を108億円積み増しし、引当金残高を151億円に増やす。普通株と優先株の配当を無配にする。
 新生銀は八城社長らのほか、一部経営幹部も退任する方向で調整しており、当麻新社長の下で経営の抜本改革に踏み切る考えだ。

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引用元:arad rmt

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